新築の家、ウッドデッキって憧れますよね。
- 家族でゆっくりお茶する休日
- 子供がお庭で遊ぶ風景
- バーベキューやアウトドアリビング
- リビングから続く開放的な空間
雑誌やSNSでも、ウッドデッキのある家って本当に素敵に見えます。
でも、現場で長年見てきて、正直に伝えたいことがあるんです:
「ウッドデッキ、ほんまに必要?」
これ、施主さんに一度、立ち止まって考えてほしいテーマ。
今回は、施工管理目線で「ウッドデッキの現実」をお伝えします。
- 作るなら「樹脂デッキ一択」の理由
- そもそも論「ウッドデッキ、いる?」
- 代替案「サンテラスという選択肢」
「ウッドデッキ作ろうかな」「でも、本当に必要かな」って施主さん、必読です。
ウッドデッキは外構の「憧れ」

まず、ウッドデッキの位置づけを整理します。
雑誌・SNSで人気の外構アイテム
家づくりの情報を集めてると、ウッドデッキのある暮らしが必ず出てきます。
- リビングから続くデッキで、休日の朝食
- 子供がお庭で遊ぶ、見守りスペース
- 友人を呼んでバーベキュー
- 夏は花火、秋はお月見
雑誌・SNSで見ると、家族の幸せな時間が詰まった空間に見えるんです。
「こんな暮らし、憧れる」と思う施主さん、本当に多い。
施主が憧れる気持ちは分かる
僕も、ウッドデッキそのものを否定する気はありません。
実際に活用してる家もあるし、家族の楽しい時間を作れる場所。メリットはちゃんとあるんです。
ただ、現場で見てきた現実だと:
- 作ったけど、ほぼ使ってない家
- メンテが面倒で、放置されたデッキ
- 結局、洗濯物干しスペース化
「理想と現実のギャップ」が、ウッドデッキは特に大きいんです。
作る前に「ほんまに必要?」を考える
ここで、施主さんに伝えたいのは:
ウッドデッキを作る前に「ほんまに必要?」を、自分に問いかけてほしい
ということ。
今回は、その判断材料になる3つの視点をお伝えします。
作るなら「樹脂デッキ一択」の理由

まず、「作る」と決めた施主さんに伝えたいこと。
ウッドデッキを作るなら、樹脂デッキ一択です。
無垢材の雰囲気は確かに素敵
「ウッドデッキ=天然木の無垢材」が、昔は常識でした。というか、樹脂デッキがなかった、っていう方が正解です。
確かに、無垢材は雰囲気が抜群。
- 木の温もりがある
- 経年変化を楽しめる
- 家の外観に馴染みやすい
- 本物の木の質感
雑誌や記事でも、「やっぱり無垢材がいい」みたいな話、よく出てきます。
僕も、雰囲気だけで言えば、無垢材に軍配が上がると思います。
でも、メンテが想像以上に大変
ただ、現実問題。
無垢材のウッドデッキは、メンテナンスが想像以上に大変です。
- だいたい2〜3年おきに、木材保護塗料を塗る必要がある
- 雨に当たる場所だと、もっと頻度が上がる
- 塗装しないと、色褪せ・ささくれ・腐食
- 経年で木のそり(反り)が出てくる
- ひどいと、シロアリ被害も
「月1回ペースで掃除すればいい」と思ってると、2〜3年後に「えっ、こんなに塗装大変なん?」となります。
「めんどくさい」が勝つのが現実
これ、自分も含めて思うんですが——
働き盛りの世代に、定期的なメンテナンスは厳しいんです。
- 平日は仕事で疲れてる
- 休日は家族との時間
- メンテナンスする気力が湧かない
- 結局、「また今度」が積み重なる
「メンテすればいい」と分かってても、「めんどくさい」が勝つのが現実です。
そして、放置すると無垢材は確実に劣化します。
樹脂デッキならほぼメンテフリー
そこでおすすめなのが、樹脂デッキ(人工木デッキ)。
- 定期塗装、不要
- 色褪せ・ささくれ、ほぼなし
- シロアリ被害、なし
- 雨ざらしでも大丈夫
「ほぼメンテナンスフリー」で、デッキとしての機能はバッチリ。
雰囲気は無垢材に少し劣るかもしれませんが、実用性は段違いです。
「ウッドデッキ作るなら樹脂一択」——これが、施工管理として伝えたい本音です。
そもそも論「ウッドデッキ、ほんまにいる?」

次は、もっと根本的な話。
そもそも、ウッドデッキって必要ですか?
子供が小さい間は使うけど
ウッドデッキが活躍するのは、子供が小さい間です。
- 夏のプール遊び
- ちょっとした外遊び
- 家族でお茶
- 見守りスペース
確かに、この時期はめっちゃ使います。「作って良かった」と思える時期。
子供が大きくなると、ほぼ使わなくなる
問題は、子供が大きくなった後です。
たくさんの家を見てきて、はっきり感じるのは:
子供が小学校高学年〜中学生になると、ウッドデッキはほぼ使われなくなる
ということ。
- 子供は友達と遊ぶ
- 家族でデッキに出る機会が減る
- バーベキューも、毎週やるわけじゃない
- 結局、デッキに出る用事がない
「家族で休日にゆっくり」って想像してた施主さんが、5年後には誰もデッキに出なくなる。これ、本当によくある話です。
結局、洗濯物干しスペース化する
使わなくなったウッドデッキは、最終的にどうなるか。
洗濯物干しスペース化します。笑
- 物干し竿を置く
- 洗濯物がはためく
- 家族のくつろぎスペース、消滅
- 雑誌で見た理想の風景、どこへ
これ、ほんまによく見る光景です。
「家族でくつろぐデッキ」のはずが、洗濯物が支配する空間に。
代替案「サンテラスという選択肢」

「じゃあ、外まわりにスペース欲しいなら何にすればええん?」
僕がおすすめする代替案は、サンテラスです。
サンテラスって何?
サンテラスは、屋根付きのテラス空間。
- リビングや庭に隣接して設置
- 屋根があるので、雨でも使える
- 半屋外の空間として機能
- 洗濯物干しスペースとして優秀
ウッドデッキより、実用性が圧倒的に高いんです。
オールシーズン洗濯物干せる
サンテラスの最大のメリットは、これ:
オールシーズン、洗濯物が干せる
- 雨の日でも安心
- 花粉の季節も安心
- 黄砂の時期も安心
- 夜まで干しっぱなしでもOK
「洗濯物干しスペース化」するなら、最初からそれ前提で作った方が、圧倒的に便利。
「お金の使い方」として効率的
「ウッドデッキとサンテラス、どっちにお金かける?」って聞かれたら、僕は迷わずサンテラスです。
- ウッドデッキ:数年で使わなくなる可能性大
- サンテラス:毎日活用、家族の家事を楽にする
「使う頻度」で考えると、サンテラスの方が圧倒的に費用対効果がいいんです。
「ウッドデッキで家族の時間を」という憧れより、「毎日の洗濯がラクになる」という現実の方が、長期的には家族を幸せにします。
もちろん、両方ある家もアリ
ただ、誤解しないでほしいのは——
「ウッドデッキは要らない」じゃなく「優先順位を考えて」ということ。
- 予算に余裕がある:両方作るのもアリ
- 予算が限られる:サンテラスを優先
- ウッドデッキを心から望む家族:作って活用する
施主さんのライフスタイル次第で、答えは変わります。
ウッドデッキを作る前に考えること

「じゃあ、ウッドデッキを作る判断、どうすればええん?」
判断材料を整理します。
何のために作るのか?
まず、目的を明確にしてください。
- 子供と過ごす場所?
- バーベキュー用?
- 洗濯物干し用?
- 家族のくつろぎスペース?
「なんとなくあったらいいな」で作るのが、一番危ない。
目的が明確じゃないと、結局使わなくなります。
5年後・10年後も使い続けるか?
次に、5年後・10年後の生活を想像してください。
- 子供は何歳になってる?
- 家族構成は変わってる?
- ライフスタイルは続いてる?
「子供が小さい今は使う」だけじゃなく、「子供が大きくなっても使うか」を考える必要があります。
メンテナンスを継続できるか?
樹脂デッキならメンテ不要ですが、無垢材を選ぶなら、
- 2〜3年おきの塗装、本当にできる?
- 専門業者に頼む費用、覚悟できる?
- 放置した時のリスク、許容できる?
「メンテできる前提」じゃなく、「メンテできなかったらどうなるか」も考えるべき。
他の選択肢も検討したか?
最後に、他の選択肢も検討してください。
- サンテラス
- ウッドデッキ+サンテラスの複合
- 何も作らず、シンプルな庭
- 鉢植えで植栽だけ(過去の記事「シンボルツリー鉢植え」参照)
「ウッドデッキありき」じゃなく、選択肢を広げて判断してほしい。
まとめ

長くなったので、まとめます。
ウッドデッキ、ほんまに必要?の判断材料
作るなら「樹脂デッキ一択」
- 無垢材は2〜3年おきの塗装が必要
- 働き盛り世代には「めんどくさい」が勝つ
- 樹脂ならほぼメンテフリー
そもそも論「ほんまにいる?」
- 子供が小さい間は使うけど
- 子供が大きくなると、ほぼ使わない
- 結局、洗濯物干しスペース化
代替案「サンテラス」
- オールシーズン洗濯物干せる
- 雨の日も安心
- お金の使い方として効率的
ウッドデッキを作る前に考えること
- 何のために作るのか?
- 5年後・10年後も使い続けるか?
- メンテナンスを継続できるか?
- 他の選択肢も検討したか?
ウッドデッキは、雑誌で見ると本当に素敵です。「家族の幸せな時間が詰まった空間」に見えます。
でも、現場で見てきた現実は、ちょっと違うんです。
- 5年後には誰も使ってない
- メンテが大変で放置
- 結局、洗濯物が支配する空間
憧れだけで設置するのは、やめときなはれや。
「ウッドデッキあるある」を知った上で、それでも作りたいなら、ぜひ。樹脂デッキを選んで、目的を明確にして、家族のライフスタイルに合わせて使ってください。
そして、もし「ウッドデッキって、別に必須じゃないかも」と思ったら——サンテラスという選択肢を、ぜひ検討してみてください。
業界の中の人として、これからも施主が知らずに損する仕組みを、正直に伝えていきます。
次回予告
次回も、現場で見てきた情報を、施主目線で翻訳してお届けします。
もしまだ読んでない方は、過去の記事もぜひ:


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